暗国の杜🐌Tales of the Dark country
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2025-02-04 22:15:35
第16話 エンリーケ再び
エンリーケは幼少期、酷いDV癖のあるアル中男を父に持ち、母とDVに耐える生活を送っていた。思えば母はいつも体調が悪かった。それは、母はDVに加え毎晩暴力的なレイプを受け、身籠っては流産し、出産しても
2025-02-04 22:14:32
第15話 あなたの人生に祝福を
割れた窓から月光の差し込む民宿の部屋で、明かりをつけないまま二人並んでベッドに座るヴィクトールとファティマ。ファティマはヴィクトールの感情が落ち着くまで黙って背中を撫でていた。 「ありがとう。ごめ
2025-02-04 22:13:23
第14話 終わりにしよう
組織の暗殺部隊のメンバーが、エンリーケを取り囲む廃工場跡。暗殺者の一人がエンリーケに詰問する。 「ホシは殺ったか?」 「すんません、逃げられました……」 暗殺者の膝がエンリーケの腹部に飛んでく
2025-02-04 22:12:20
第13話 ギリエムの企み
新しい街に着いてホテルを確保したヴィクトールとファティマは、逃走資金の残金に頭を悩ませていた。 「どうする……?ホテルを転々としたりガソリン結構使ったり、お前の買い物やらに金使ったせいで、もうほと
2025-02-04 22:11:18
第12話 見捨てられ恐怖症
ボロボロの廃ホテルの一室で、エンリーケが吐き捨てるように叫ぶ。 「もうお前とつるむのもここで終わりだ!もう沢山なんだよ、お前に頼られるのは!」 ヴィクトールは全身の血が逆流するような焦燥感と絶望
2025-02-04 22:10:21
第11話 練習台
エンリーケは、背中と尻の下に感じる硬い感触と、身じろぎしようとした瞬間腕に食い込む痛みで目を覚ました。顔を上げると、そこは巨大な倉庫。建材のような大きな物体が天井まで積み上がり、小さなライトがあちこ
2025-02-04 22:09:06
第10話 サイエンス武装
三人は州境を越えて南に逃れてきた。長い山道を越え、何夜も車の中で野宿し、ようやくたどり着いた街で宿を探した。 「今度の宿には条件があるわ」 ファティマが宿をリクエストする。 「キッチンが各部屋
2025-02-04 22:07:57
第9話 薬物反応
三人は荒野で見つけたモーテルで束の間の平和な生活を送っていた。 宿泊費も安く、車を出せば町までのアクセスも問題ない。しばらくここに滞在してもいいか……などと、気楽な時間を過ごしていた。 その間は
2025-02-04 22:06:30
第8話 男性恐怖症治療プログラム
一方そのころ、ファティマの自宅では父のロドリーゴがせわしなくリビングをうろうろしていた。リビングのソファには婚約者のカスパールも座っている。 「身代金を渡して一週間……。未だファティマを解放する連
2025-02-04 22:05:14
第7話 BadTrip
ヴィクトール達三人は隣町まで逃げてきた。と、そこで、ファティマが立ち寄ってほしい店があると言い出した。スマートフォンのナビを頼りに車を走らせると、そこは怪しい実験器具がひしめき合う医療品の卸センター
2025-02-04 22:04:12
第6話 男性恐怖症
三人が料理を準備し、さあ食べようという段になって、ファティマは出来上がった料理をじっと凝視し、手を付けようとしなかった。 「どうしたんだよ?毒なんか入ってないから食えよ」 エンリーケが食事を勧め
2025-02-04 22:02:25
第5話 ファティマ誘拐
作戦決行の月曜日がやってきた。ヴィクトールとエンリーケはレンタカーを借り、モナウン調剤薬局から少し離れた位置に陣取った。そろそろ終業時間である。運転席にはエンリーケが座り、スマートフォンで暇つぶしを
2025-02-04 22:00:31
第4話 組織の配置換え
セレンティア総合病院に倣い、他の病院も次々に処方箋の様式を刷新すると、他の病院の処方箋を偽造していた工作員も次々逮捕された。その数は膨大で、実に八十人以上の工作員が検挙されるビッグニュースとなった。
2025-02-04 21:58:15
第3話 気乗りしないデート
その日、ファティマは婚約者のカスパールに誘われて、高級レストランで食事をしていた。 親同士が決めた婚約。ファティマは女の子の一人っ子だったため、地域の有力者であるファティマの父が、自分の後継ぎとし
2025-02-04 21:56:40
第2話 新しい処方箋
ファティマはその後も一カ月に一度必ずやってくるヴィクトールの様子を観察した。ニコニコしているし、目に光が宿っている。とても重病人とは思えない。時々その好意的な視線に身震いがする。ファティマは疑惑を放
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