暗国の杜🐌Tales of the Dark country
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2025-02-06 15:43:17
第五話 言霊使いベル
その夜、ケフィは悪夢にされていた。暗い、あちこちに灯る白熱電球以外は光のない、ほの暗いバー。そこで酒を飲んでいた人たちが、次々に口から血を吐き出して倒れてゆく。 エラとニナとミルドレッドが、店の隅
2025-02-06 15:42:06
第四話 言霊使いミルドレッド
ガイの運転する赤いスポーツカーに荷物を積み込み、三人はミルドレッドの屋敷へと車を走らせた。 「今日の飯なんだろう?ベルちゃん何作ってくれてるかな~」 「あんたに食わすごはんなんかないわよ。あたしたち
2025-02-06 15:40:42
第三話 ケフィは言霊使い?
「水の神!生命の神!」 キュポン!という奇妙な音を立てて、小さな奇跡の光の玉は、親指大の小瓶の中で液体に変わった。すかさずケフィがそれを受け取り、コルクの栓をして、テープで封印する。 テンパランス
2025-02-06 15:39:28
第二話 奇跡使いの仕事
ケフィは早速自室を一部屋与えられ、持ち込んだ荷物を片付けた。本格的な修行は明日の早朝からだという。熱い風呂で長旅の疲れを癒し、イオナの振る舞ってくれたご馳走(と言っても奇跡使い用だから質素なものだっ
2025-02-06 12:07:47
第一話 奇跡使いテンパランス
「ここがテンパランス様の事務所か……。世界で唯一の、女性奇跡使い様……」 大きな洋館の玄関扉の前で、一人の少年が、その屋敷の大きさと、扉の奥から漂ってくる威圧感に、すくみ上っていた。 まっすぐな黒
2025-02-06 12:05:46
プロローグ
この世界は、神と呼ばれる精霊と、古霊と呼ばれる高次の霊体によって流転している。 そう説いた先人たちは、それぞれ精霊神教、古霊道という宗教を開いた。 精霊神教を開いた者たちは神々の力を借りて「奇跡
2025-02-04 22:26:10
エピローグ
エンリーケの一家とヴィクトールの親子は、ファミリーレストランでテーブルを囲んでいた。 子供が大きくなるころには、エンリーケの一家はあの家から近くの家に引っ越した。あの家には現在ヴィクトールの一家の
2025-02-04 22:25:00
第24話 また3人で、ずっと一緒に
カスパールを殺害したファティマは、警察に自首し逮捕された。裁判の結果、過剰防衛での殺人罪が言い渡されたが、情状酌量の余地を認められ、懲役五年の判決が下った。 ファティマが収監されると、刑務所に収監
2025-02-04 22:24:02
第23話 見つけたよ、ファティマ
定住予定の物件を何軒か内見して、リストを絞り込んでいく三人。今日は郊外の森に囲まれた閑静な一軒家を内見に来ていた。 「三人でルームシェアするにはピッタリのお家ですよ。部屋数も申し分なく、プライバシ
2025-02-04 22:22:55
第22話 カスパールの追跡
エンリーケが無事に退院して、再び三人がそろった。かつての仲間から電話があり組織が解体されたことを聞いた三人は、ゆっくり安住の地を探そうと、この|最悪な旅《バッドトリップ》を|最高の旅《グッドトリップ
2025-02-04 22:21:14
第21話 己が正義を貫いて
セレンティア総合病院の外科で内視鏡手術を立て続けに三件こなしていたカスパールは、すべての手術が終わってからふうと一つ大きなため息をついた。 変わらない日常。ただ一つ、愛しの婚約者がいないのを除いて
2025-02-04 22:20:11
第20話 狸と狐の共謀
一方そのころ、犯罪組織の頭領・ギリエムは、ファティマの父で医師会会長のロドリーゴに電話をかけた。 「ロドリーゴさん、私、とある会社の社長をしておりますギリエムと申します。折り入ってお話があるのです
2025-02-04 22:19:05
第19話 生きる理由を他人に依存するな
白い空間だった。寒くもなく、暑くもなく、ぬるいそよ風が吹く何もない空間に、エンリーケと母とエマだけがいた。エンリーケは家族との久しぶりの再会を喜んだ。 「母さん、エマ、会えてよかった。ここにはもう
2025-02-04 22:17:53
第18話 孤独な死闘
「やめろおおおお!!!」 エンリーケはファビオに銃を向けた。 「母さんとエマを殺すならてめえを殺す!」 それを見たファビオの手下たちもエンリーケに銃を向ける。 「エンリーケ、てめえ解ってねえ
2025-02-04 22:16:34
第17話 愛と憎の「憎」だけを
ヴィクトールはスマートフォンで救急車を呼び、周囲を気にしながらそれを待った。救急車とともにパトカーもやってきたが、ヴィクトールがそれとなく背中を向けて婦人を隠したため、パトカーはヴィクトールに気付く
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