暗国の杜🐌Tales of the Dark country
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2025-02-06 20:34:51
エピローグ
ケフィはある日、故郷の街ガリントンへ里帰りした。しばらくぶりに見る母は、少し年老いてやつれたように見える。ケフィの母リマニは車椅子を手で回し、息子を出迎えた。 「母さん、僕、言霊使いになったよ」 「
2025-02-06 20:33:44
第三十話 そして日常へ
奇跡と言霊の能力開発チームの担当者は、首相に研究結果を報告した。 「奇跡の力を弾頭に詰めて発射する実験は成功です。改良の余地はありますが、不可能ではありませんでした。しかし奇跡使いは聖職者のため、軍
2025-02-06 20:32:28
第二十九話 奇跡と言霊と科学と
さらにその翌日、担当者は奇跡使い達の前に科学者と魔術師を連れてきた。 「テルハ研究所のクラークソンです。今回は皆様の奇跡の力に、科学の知識を応用できるよう、微力ながらお手伝いいたします」 「魔術師の
2025-02-06 20:31:11
第二十八話 奇跡使いと言霊使いの能力開発
テンパランスとミルドレッドが婚約発表して間もなくのことである。国から招集命令が各能力者の事務所に届いた。無論全能力者ではない。先日の”奇跡使い対言霊使いNo.1決定戦”の上位入賞チームのみだ。 テ
2025-02-06 20:27:32
第二十七話 ミルドレッドの絶望
ミルドレッドはしばし呆然とその光景を見つめていた。クリスのことがクリスだとは気づいていない。そんなことは些末なことだった。問題は自分以外の女がガイにレイプしているという現実である。 「……あ、ミルド
2025-02-06 20:25:28
第二十六話 クリスの策略
時はガイとクリスの再会の夜から一週間ほど前のこと。クリスはミルドレッドに確実に復讐しようと、大技の言霊を練った。 「運命の古霊ファトゥムよ、私を苦しめたミルドレッドに絶望的な運命を与え給え。ミルドレ
2025-02-06 20:23:16
第二十五話 言霊使いクリスチーナ
街の片隅の古いアパートの一室で、ミルドレッドは書類を捌き、電卓をはじいていた。事務所の経営の帳尻合わせと、新社屋の建築に関する各種手続きなどなど。 先日のベルの暴走事件はケフィの活躍によって解決し
2025-02-06 20:21:40
第二十四話 共に堕ちよう
アルシャインはテンパランスの小ぶりな胸に吸い付いていた。横になると本当に平らになってしまう。テンパランスは最初のほうこそ恥じらって気にしていたが、アルシャインにとって大きさなどは問題ではない。 「は
2025-02-06 20:19:57
第二十三話 僕を、破門してください
アルシャインとポールは無言でダイニングキッチンから席を立った。向かう先は、まるで示し合わせたかのように、離れの道場だった。 お互い何も言わない。二人共お互いを殺すつもりで使うべき奇跡のデッキを脳内
2025-02-06 20:17:46
第二十二話 奇跡使いポール・エスキース
じっと己が手を見つめ、あの柔らかな感触を思い出す。 「綺麗な人だったな……」 奇跡使い対言霊使いナンバーワン決定戦の決勝戦で、かの有名な世界唯一の女奇跡使い・テンパランスに出会った。 奇跡使いジ
2025-02-06 20:16:19
【幕間劇】奇跡使いと言霊使いが一緒に収穫祭を過ごしたら
11月29日。奇跡使いが身を捧げる精霊神教も、言霊使いが身を捧げる古霊道も、等しく大地の収穫に感謝する祝日がある。”収穫祭”だ。 宗教は違えど、大地の恵みは等しく全生命にもたらされる。それを一緒に
2025-02-06 20:14:32
第二十一話 ケフィVSベル
ケフィとガイが家財道具の攻撃の隙間を縫うように屋敷の奥へ進んでいくと、ミルドレッドとエラとニナが身を寄せ合い、ヴィンディクタエの攻撃に耐えていた。鋏に切り刻まれ、キッチン用品に切り刻まれ、燃え盛るキ
2025-02-06 20:12:33
第二十話 ケフィ帰還
「こんな状態じゃトイレにも行けないわ。こんなところ辞めてやろうかと思っていたのに」 閉じ込められたことがわかると、便意をどうするかがまず問題になってくる。食べなくてもしばらくは生きられるが、出もの腫
2025-02-06 20:10:16
第十九話 復讐の言霊ヴィンディクタエ
国営放送が開催したイムンドゥスとの戦いが終わった後。ミルドレッド達はケフィの治療をテンパランス達に託し、ケフィのいない生活を送っていた。 呪殺の仕事やお払いの仕事をこなしながら、お守りのぬいぐるみ
2025-02-06 20:08:45
第十八話 虚無の古霊ニヒリウム
「時は一刻を争う。奴がエクシティウムの言霊を発現したら、こう唱えるがいい。『形あるものよ、虚無へ帰れ。古の亡霊よ、虚無へ帰れ。虚無の古霊ニヒリウムよ、災いの火を消し去れ』と。奴の力は強大だ。省略して防
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